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第一回第二回【番外編:直営店店長対談】
第二回【番外編:直営店店長対談】
職人のこだわり、薩摩切子への情熱
その最前線に立つ2名の店長に、薩摩切子の今を語っていただきました。
泊玲子 plofile 泊 玲子(とまり れいこ)
切子館店長
1986年薩摩ガラス工芸に入社し、磯工芸館店長として販売を担当した。2009年より切子館の店長として勤務。以前からガラス工芸に興味があったところ、薩摩ガラスの設立を新聞で知り、せっかく地元にガラス工場ができたのだからと門を叩き入社。検品なども経験した。いま思えば貴重な経験をさせていただいたと語る。
   
岩切ひとみ plofile 岩切 ひとみ(いわきり ひとみ)
磯工芸館店長
焼酎販売員を経て、株式会社島津興業入社。 仙巌園内にて焼酎の販売に携わる。その後、切子館にて薩摩切子販売について学び、2008年より磯工芸館の店長を務めている。焼酎をこよなく愛し、それをいただく器として薩摩切子に魅せられていた。だが、薩摩切子に携わるようになった今では薩摩切子の魅力を引き立てるアイテムとして焼酎を見つめるようになったと語る。

九州新幹線の全線開通効果はありましたか?ーー九州新幹線の全線開通効果はありましたか?

  • 泊 :はい。仙巌園への入園者数の伸びと同じくらい、薩摩切子の売上も伸びてきているといった状況です。ありがたいことです。

  • 岩切:相当な影響ですよね。

  • 泊 :そうですね。岡山・広島あたりから来られるお客様が目立って多くなったように思います。鹿児島っていうと遠いイメージだったのが、新幹線で行けるということで、お客様の意識が変わったというか。行ってみようというお気持ちになった方が多いのでは。

  • 岩切:切子館には団体で来られるお客様が多いと思うんですが、工芸館にはツアーというより一般の旅行客の方が多いので。切子を目指してこられる方も多いです。


どんな客層の方が切子を購入されるんですか ーーどんな客層の方が切子を購入されるんですか。

  • 泊 :切子がほしくて来られる若い方もいらっしゃいます。ひとつ選ぶのにも時間をかけて、「もう一度きます」と言ってまた買いに戻ってこられたり。すごく大切に考えて下さるお客様が多いです。

  • 岩切:だんだんそういった若い方が増えてきていますよね。それから、女性の社会進出がどんどん強くなってきているからなのか、自分へのご褒美として購入される女性も多いです。

  • 泊 :パッと大人買いされる方もいらっしゃいますよ。

  • 岩切:「これとあれとそれと、…これも。全部」とか。最初の頃は、自分の聞き間違いかと思ったこともありました。

  • 泊 :地震のあとの買い控えもあまり起こっていないですよね。福島県の方からたくさんご注文いただいたり。

  • 岩切:被災地の方で、地震で切子が割れてしまったからと、また買いに来て下さった方もいらっしゃいます。やはり嬉しいですよね。良さを分かっていて下さるんだなと。

  • 泊 :こちらに避難してこられた方が、以前切子を持っていたけど割れてしまったので、またお金を貯めて買いにきますっておっしゃいていただいたり。そういうことを聞くと嬉しいですね。


切子はやはり贈答用として買われる方が多いと聞きますが…。ーー切子はやはり贈答用として買われる方が多いと聞きますが…。

  • 泊 :切子館では、自分用に買われる方がほとんどなんです。

  • 岩切:工芸館は会社法人のお客様が多いので、記念品としてお使いいただいています。退職祝や還暦祝などに購入される方も多いですね。個人のお客様でも、結婚祝いなどに使いたいからということで来られたり。パンフレットに御祝の文字入れした箱の写真を載せてから、箱書きの依頼も増え、お客様に大変喜ばれています。やはり箱は形に残りますし、特別感であったり、自分だけのものという優越感があったりするようですね。

 

ーー薩摩切子、店長は日頃から使ってらっしゃいますか?

  • 泊 :私は麦酒器でビールを飲んでみたりします。口当たりもいいですよ。冷酒グラスでアイスコーヒーを飲んだり。ちょっと氷を入れて。

  • 岩切:私は使うというか、定期的に眺めて磨くのが楽しみなんですよ。マニアックなんですけど。もしいいカメラがあったら「いいねいいね」って言いながら、写真に撮りたいな。眺めて磨いて、「じゃ、またね」って言ってまたきちんとしまう。それで楽しいんです。

 

ーー店長方が思う切子の魅力は?

  • 泊 :他のガラスにはない歴史を背負っているということですね。あとは、職人さんや多くの人の手を経て大切に手作りされているということ。そしてぼかしという薩摩切子にしかない技法があるということですね。説明するときは、つい自慢げに話してしまいます。

  • 岩切:私はもう、ぼかしのとりこですね。このぼかしはたまらなく素敵なので、この美しさや世界観をお客様に伝えていきたいですね。


ーー人気の色はなんですか?

  • 泊 :藍や金赤ですね。二色被せのほうも、他にはないということでお客様の目に留まりますよね。

  • 岩切:私が好きでついおすすめしているせいか、二色被せの蒼黄緑がよく売れるように思います。


ーー心に残るエピソードはありますか?

  • 岩切:大花瓶を買われたご夫婦なんですが、奥様がおそらくその商品に一目ぼれされていたと思うんですよ。それで、色々親密にやり取りをするうちに、この方は背中を押してほしいんじゃないのかなって思いまして。それで、「この花瓶は奥様との出会いを待っていたと思いますよ」ってお話をしたんですね。すると決めて下さって… その時は、本当に嬉しかったですね。この方たちだったら大丈夫、そう思って安心してお嫁に出させていただきました。

  • 泊 :お嫁に出すって言っちゃいますよね。ついつい。 なんだか、そういう気持ちになってしまいますね。

  • 岩切:発送するときは、磨きながら思わず写真撮っちゃいました。ぼかしが本当にきれいだったんですよ。「忘れないからね」って言って。

  • 泊 :帰られるときに、「ありがとう」って言っていただくとすごく嬉しいですね。本当は、こちらが「買っていただいてありがとうございます」なんですけど、「色々説明してくれてありがとう」などお礼を言って帰られた時は、モチベーションが上がります。

  • 岩切:大変なことや、きつかったことが、そういう一言があるだけで全部消えてしまうくらい嬉しいですよね。 大阪の方なんですが、以前購入された切子が割れてしまったとのことで、同じものを購入するために車でお越しいただいたときも嬉しかったですね。ただ、新しいものに、割れてしまったものより愛情を注いでしまうのではないかと悩んでらっしゃったので、お客様に合った別のものをおすすめしたところ、大変喜んでいただきました。


ーー切子を購入する際のポイントってありますか?

  • 泊 :実際に手にとっていただいて、持った感触や重さを確かめながら選んでいただきたいですね。 基本的には、ご本人に選んでいただくのですが、わからない場合にはご希望を伺って、店員で選ばせていただくこともあります。

  • 岩切:わからないことがあれば、店の者にたずねていただきたいです。お客様に良いお買物をしていただけるよう、お手伝いをさせていただきます。


ーー薩摩切子の直営店としての役割はなんだと思いますか?

  • 泊 :薩摩切子を知っていただく場、手に触れてご覧いただく場、知らない方でも気軽に薩摩切子の魅力を体感していただく場と考えています。

  • 岩切:磯工芸館は、切子の製造工場と隣接しているということで、他には出来ないスタイルでの販売が可能です。たとえば、焼酎を切子で試飲していただいたり―… ―(以下略:約15分間、薩摩切子販売についての夢を熱く語る)― 工芸品を通して、鹿児島の文化の情報発信基地にしたいですね。

  • 泊 :あそこで買えば大丈夫、さすが島津さん!と言われるような、しっかりしたサービスを提供していきたいです。


株式会社島津興業 薩摩ガラス工芸

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